株用語集「さ行」

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初心者向け株用語をまとめたので、ご参考になれば幸いです。

今回は、「さ行」の専門用語です。

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「さ」から始まる用語

先物取引(さきものとりひき)

「先物取引」とは、ある対象商品(例.金やガソリン・穀物など)を(1)決められた将来の期日に(2)現段階で決めた価格で売買する約束の取引です。株式投資と違って取引できる期間が決まっているほか、証拠金という保証金を預けて取引をします。取引金額が証拠金額の数十倍になるレバレッジ効果が作用して、大きな利益が見込める一方、相場の見通しを誤った場合、その分損失も拡大するリスクも抱えています。

差金決済(さきんけっさい)

「差金決済」とは、反対売買によって確定した損益額(差金)のみを授受する決済方法です。

「同一銘柄」を「同一資金」で行った場合、差金決済になる可能性があります。

(例)50万円の投資資金を保有

A銘柄10万円で購入 ⇒ A銘柄12万円で売却 ⇒ A銘柄を15万円で購入 ⇒ A銘柄を20万円で売却
投資資金は50万円あり、同一資金で取引していないので取引ができます。

(例)20万円の投資資金を保有

B銘柄10万円で購入 ⇒ B銘柄15万円で売却 ⇒ B銘柄を15万円で購入
これは、最後の取引は同一資金による差金決済にあたるので購入できません。

デイトレードの際に気を付けないといけないルールです!

下げ渋り(さげしぶり)

「下げ渋り」とは、一旦下落した相場が下げ幅を縮めることです。

下げ渋る(さげしぶる)

「下げ渋る」とは、下落相場の動きがとどまる状態です。

指値注文(さしねちゅうもん)

「指値注文」とは、投資者が証券会社に売買注文を出すときに、例えば、「○○株を、1,000円で500株買って(売って)ほしい」というように、売買値段を指定する注文です。

サーキット・ブレーカー(さーきっと・ぶれーかー)

「サーキット・ブレーカー」とは、価格の急変時に、投資家の冷静な投資判断を促す目的で、取引を一時中断する措置です。

財務諸表(ざいむしょひょう)

「財務諸表」とは、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を外部の情報利用者に明らかにするためのもので、有価証券届出書や有価証券報告書等に記載される財務計算に関する書類のうち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、キャッシュ・フロー計算書及び附属明細表をいいます。

また、四半期報告書に記載されるものを四半期財務諸表、企業集団に関する財務情報を提供するものを連結財務諸表といいます。

材料(ざいりょう)

「材料」とは、株価に変動を及ぼす要因のことです。

  • 株価が上がる材料 ⇒ 好材料
  • 株価が下がる材料 ⇒ 悪材料

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「し」から始まる用語

地合い(じあい)

「地合い」とは、相場の状況や雰囲気、市場の人気のことをいいます。

塩漬け株(しおづけかぶ)

「塩漬け株」とは、株価が上がると思って購入した銘柄が値下がりしてしまい、売るタイミングを逃して長期保有している株のことです。

塩漬け株は「失敗トレード」の表れであるといえます。

仕手(して)

「仕手」とは、短期的に大きな利益を得る投機等を目的として、市場で大量に売買する者のことをいいます。

仕手株(してかぶ)

「仕手株」とは、そのような投機的な取引の対象となりやすい株式のことです。

資本準備金(しほんじゅんびきん)

「資本準備金」とは、法定準備金のひとつであり、資本取引によって生じるものです。

会社が時価発行増資を行った場合、株主が払い込んだ資金で資本金に組入れられなかった部分は資本準備金になります。

なお、資本準備金は株主総会で決議を行えば、資本準備金及び利益準備金の合計額から資本の四分の一に相当する額を控除した額を限度として取り崩すこともできます。

証拠金(しょうこきん)

「証拠金」とは、先物取引やオプション取引を行った場合に「担保」として預ける必要がある資金です。

なお、証拠金は、有価証券をもって、代用することができます。

ただし、計算上の損失が発生している場合には、現金による証拠金の追加差入れが必要となります。

ショート(しょーと)

「ショート」とは、ショート・ポジションのことです。

ロングの逆の立場、証券(権利)を売っている状態のことです。

新株予約権証券(ワラント)(しんかぶよやくけんしょうけん)

「新株予約券証券」とは、行使期間内であれば、発行会社の株式を一定の価格で取得できる権利を表象した証券のことをいいます。
この権利が付いた社債を新株予約権付社債といいます。

証券コード(しょうけんこーど)

「証券コード」とは、株式公開会社等について、証券コード協議会により銘柄毎に付与される英数字です。

銘柄コードや新証券コード等の種類があります。

信用規制(しんようきせい)

「信用規制」とは、特定の銘柄において、相場の状況が過熱して信用残高が急増するなど、信用取引の利用が過度であると認められた場合、取引所は、当該銘柄の過当投機を抑制する等の観点から、委託保証金率の引上げ(「増担保規制」ということもあります。)や代用有価証券の使用制限(委託保証金の一部を現金担保で差入れることを義務付ける)などの措置を行います。

この措置を受けている銘柄を「(信用取引)規制銘柄」と呼ぶこともあります。

信用取引(しんようとりひき)

「信用取引」とは、顧客が委託保証金(約定代金の一定比率)を証券会社に担保として預託し、買付資金または売付証券を当該証券会社から借りて売買を行い、所定の期限内に返済する取引です。

自身の資産以上の資金を運用することができるため、リターン額が大きいがその分リスクも大きくなります。

時価総額(じかそうがく)

「時価総額」とは、上場株式をある時点の株価で評価した場合、どのくらいの金額になっているかを表したものです。

時価総額は、「株価×発行済み株式数」で時価額が求められます。

自社株買い(じしゃかぶがい)

「自社株買い」とは、企業が自ら発行した株式を、自らの資金で買い戻すことです。

自社株買いは株価の上昇に繋がるので、プラスの材料とされます。

順張り(じゅんばり)

「順張り」とは、市場相場が上昇傾向にあるときに買付けを行い、下落傾向にあるときに売付けを行うことをいいます。

上場廃止(じょうじょうはいし)

「上場廃止」とは、上場により取引所の開設する市場における売買の対象であった 株式 や 債券 などについて市場の売買対象から除外すること 。

上場廃止の大まかな事由として、上場契約違反、法人格消滅( 合併 を含む)、完全親会社設立(完全子会社化)、会社の 倒産 (経営破綻)などがある。

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「す」から始まる用語

スイングトレード(すいんぐとれーど)

「スイングトレード」とは、数日~数週間のうちに売買する投資法です。

ストックオプション(すとっくおぷしょん)

「ストックオプション」とは、会社役員や従業員等があらかじめ定めた価格で自社株式を購入できる権利をいいます。

株価が行使価格を上回れば、その差額がそのまま報酬となるため、ストックオプション制度は、会社役員等に対する業績連動型のインセンティブ報酬として、利用されています。

ストップ高・ストップ安(すとっぷだか・すとっぷやす)

「ストップ高・安」とは、1日の値動きの幅を前日の終値または最終気配値段などを基準として、価格の水準に応じて一定に制限していますが、この制限値段を「ストップ値段」といい、そこまで価格が上がることを「ストップ高」、下がることを「ストップ安」といいます。

スプレッド(すぷれっど)

「スプレッド」とは、市場が提示する買呼値(ビッド)と、売呼値(アスク)の価格差、または2つの証券や指数の価格差のことです。

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「せ」から始まる用語

制限値幅(せいげんねはば)

「制限値幅」とは、株式や先物・オプション取引等では一般的に、基準値段を中心とした一取引日中の変動幅が制限されており、その上限であるストップ高とその下限であるストップ安の間の幅のことです。

前場(ぜんば)

「前場」とは、証券取引所における午前(9:00~11:30)の売買取引が行われる時間帯をいいます。

前引け(ぜんびけ)

「前引け」とは、前場の最後の売買を「前引け」といいます。

後場の最後の売買を「大引け」といいますが、それと区別するためこのように呼んでいます。

全面安(ぜんめんやす)

「全面安」とは、その日のほとんどの銘柄が安いことです。

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「そ」から始まる用語

総資産利益率(そうしさんりえきりつ)

「総資産利益率」は、ROA(Return on Assetの略称)ともいいます。
利益を総資本(総資産)で除したもので、分子の利益は、営業利益、経常利益、当期純利益などが使われ、総資本(総資産)営業利益率、総資本(総資産)経常利益率、総資本(総資産)純利益率、とそれぞれ定義されます。
企業に投下された総資本(総資産)が、利益獲得のために どれほど効率的に利用されているかを見る総合的な収益性を測定する指標の1つです。

(計算式)
売上高利益率(利益/売上高)×総資本(総資産)回転率(売上高/総資本)×100(%)

相場操縦(そうばそうじゅう)

「相場操縦」とは、市場において相場を意識的・人為的に変動させ、その相場があたかも自然の需給によって形成されたものであるかのように他人に誤解させることによって、その相場の変動を利用して自己の利益を図ろうとする行為をいいます。

このような行為は、公正な価格形成を阻害し、投資者に不測の損害を与えることとなるため、金融商品取引法において禁止されています。

増配(ぞうはい)

「増配」とは、前回の配当よりも配当額が増加することです。

主に業績良好で増配になることが多いため好材料となります。

底入れ(そこいれ)

「底入れ」とは、株価が下落を続けて下げ止まった状態です。

底値(そこね)

「底値」とは、株価がこれ以上下がらないだろうと思われる株価のことです。

損切り(そんぎり)

「損切り」とは、持ち株の銘柄が買ったときよりも株価が下がっていても、見切りをつけて損を覚悟で売却することです。

投資にとって、損切りはとても大切な決断になります。

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