初心者向け株用語をまとめたので、ご参考になれば幸いです。
今回は、「ま行」、「や行」、「ら行」、「わ」の専門用語です。
「ま行」
「ま」から始まる用語
窓(まど)
「窓」とは、チャートのロウソク足とロウソク足の間にできる開きのことです。
※窓を開ける=株価が通常より大きく上下することによりロウソク足に開きができること。
※窓を閉める=窓が空いた部分が株価の調整により埋められること。
満期日(まんきび)
「満期日」とは、各商品、各限月ごとに設定された日です。
日経225先物では各限月の第2金曜、SQ日ともいう。
前引け(まえびけ)
「前引け」とは、取引時間の前場の終わり時間のことです。
「み」から始まる用語
見送り(みおくり)
「見送り」とは、相場見通しの判断がつかず、商いを手控えることです。
未公開株
「未公開株」とは、株式と証券市場に公開していない株式のことです。
見せ玉(みせぎょく)
「見せ玉」とは、買う意思(売る意思)がないのに大量の注文を出し、約定前に取り消すことです。
見せ玉は株価を意図的に上げたり、下げたりさせる行為は相場操縦として、証券取引法で禁止されています。
「む」から始まる用語
無配(むはい)
「無配」とは、配当金を出さない・もしくは業績により出せない企業のことです。
「め」から始まる用語
銘柄コード(めいがらこーど)
「銘柄コード」とは、証券コード協議会が独自に仕様を定めている証券コードです。
銘柄コードは、株式銘柄コード(4桁+1桁)及び公社債銘柄コード(1桁+4桁+4桁)に大別されます。
目先(めさき)
「目先」とは、短期間の相場の見通しのことです。
普通は1ヶ月以内です。
「も」から始まる用語
目論見書(もくろみしょ)
「目論見書」とは、有価証券の発行者がその公募や売出しの際に、投資家に対してその投資判断の基となる情報を提供するために、金融商品取引法第13条に基づいて記載・交付する書類です。
主な記載内容は発行会社の事業の内容や経理の状況の他、調達資金の使途や募集又は売出しの対象となる有価証券に関する情報があります。
持株比率(もちかぶひりつ)
「持株比率」とは、上場会社の発行済株式数に対して、その株主が所有している株式数の割合のことをいいます。
戻り歩調(もどりほちょう)
「戻り歩調」とは、下落相場だったものが、もとの水準を目指して高くなる状態のことです。
もみあい(もみあい)
「もみあい」とは、売り買いが交錯して、一定幅での変動を繰り返し、 なかなか上下に離れられない状態のことです。
「や行」
「や」から始まる用語
約定(やくじょう)
「約定」とは、注文が執行され売買が成立することです。
安値(やすね)
「安値」とは、ある期間において最も安い値段をいいます。
「ゆ」から始まる用語
有償増資(ゆうしょうぞうし)
会社が資本金を増加することを増資といい、投資者より払込を受けて新たに株式を発行する形で行うことを有償増資といいます。
有償増資の形態は、株主割当増資・第三者割当増資・公募増資の3種類があります。
猶予期間(ゆうよきかん)
猶予期間にある銘柄について、一定期間内に当該状況が改善されず、各基準に該当した場合には、一定期間後に上場廃止又は市場第一部銘柄から市場第二部銘柄への指定替えが行われます。
また、猶予期間内において状況の改善が確認された場合には、猶予期間の指定が解除されます。
「よ」から始まる用語
陽線・陰線(ようせん・いんせん)
価格や売買高などの様々な統計データをグラフ化・指標化したものを「チャート」と言い、主なものとして始値、高値、安値、終値のいわゆる四本値を表した「ローソク足」があります。
その日の終値が始値より高ければ、始値を起点にして終値まで白い帯を描き、逆に終値の方が安ければ黒い帯を描きます。
前者を陽線、後者を陰線といいます。なお、高値と安値は、それぞれ上ヒゲと下ヒゲと呼ばれる細い線で表します。
寄り付き(よりつき)
取引所の売買は午前9時から始まりますが、最初の売買のことを「寄り付き」といい、その時の値段を「始値」と呼んでいます。
また、昼休みをはさんで開始される後場の最初の取引を「後場寄り」と呼ぶこともあります。
弱含み(よわぶくみ)
「弱含み」とは、相場の動きが何となく弱々しいこと、 少し値を下げた状態で推移している時に用いることです。
四本値(よんほんね)
「四本値」とは、「始値」、「高値」、「安値」、「終値」の4種類の値段の総称です。
「ら行」
「ら」から始まる用語
ライツ・オファリング(らいつおふぁりんぐ)
「ライツ・オファリング」とは、株主に対する新株予約権の無償割当てを利用した増資手法です。
新株予約権は、保有する株式の持分に応じて株主に平等に割り当てられ、割り当てられた新株予約権が上場する場合には、株主は新株予約権の行使により持分の希薄化を避けることができます。
また、行使を行わず持分の希薄化を受け入れる場合にも、新株予約権を市場で売却することで、経済的損失の全部又は一部を回避することができます。
「り」から始まる用語
利益確定売り(りえきかくていうり)
「利益確定売り」とは、買った株が値上がりした際に売却し、利益部分を現実化(確定)することをいいます。
「利食い売り」ともいわれます。
両建て(りょうだて)
「両建て」とは、同じ銘柄の買いポジション(買建玉)と売りポジション(売建玉)の両方を持つことです。
リバウンド(りばうんど)
「リバウンド」とは、下がり続けた株価が一転して上昇すること、逆に上がり続けた株価が一転して下落することです。
流動性リスク(りゅうどうせいりすく)
「流動性リスク」とは、売買が極端に少ない銘柄を取引しようとした際に取引がなかなか成立しない状態のことです。
発行済み株式数や出来高が少ない銘柄は取引が成立しないリスクがあるので、銘柄の選定には注意しましょう。
「れ」から始まる用語
レバレッジ(ればれっじ)
「レバレッジ」とは、「テコの原理」のことで小さな力で大きな物を動かすことを「レバレッジが効く」といいます。
先物やオプション取引では少額の証拠金でその何倍もの取引を行って投資成果を上げることが可能になります。
「ろ」から始まる用語
ロスカット(ろすかっと)
「ロスカット」とは、建玉(ポジション)に評価損失が発生している状態で、反対売買による決済を行って損失を確定することです。
ロング(ろんぐ)
「ロング」とは、ロング・ポジションのことです。
証券(権利)を買って持っている状態のことです。
ロックアップ
「ロックアップ」とは、株式等の募集や売出しを実施した後の需給関係を安定させることを目的として、発行者や大株主等と主幹事証券会社との間で、その後一定期間にわたり原則として株式等の新規発行や売却を行わないことについて合意することをいいます。
「わ」
「わ」から始まる用語
ワラント(わらんと)
「ワラント」とは、行使期間内であれば、発行会社の株式を一定の価格で取得できる権利を表象した証券のことをいいます。
割引債(わりびきさい)
「割引債」とは、券面には利札がついておらず、発行価格が額面から差し引かれて発行されている債券のことをいいいます。
この発行価格と額面価格との差が、利付債でいう利息に相当します。
割当基準日(わりあてきじゅんび)
「割当基準日」とは、配当や株式分割などの対象株主を確定する日のことです。
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